top of page
  • Yuka Suzuki

研究発表 -公衆衛生雑誌-




母親の職業の種類と、自然死産リスクならびに新生児・乳児死亡リスクの関連についての研究結果を日本公衆衛生雑誌で発表しました。


本研究では、5 年度分の人口動態職業・産業調査 (出生票、死産票)ならびに人口動態調査(死亡票)の調査票情報を用い、

出産時の母親の職種による(1)妊娠12 週以降出生までの児の死亡(自然死産)リスク、

(2)出生から出生1 年後までの児の死亡(新生児・乳児死亡)リスクについて解析しました。

その結果、母親の職業の種類により死産リスクに差が認められ、

特に、サービス職では死産リスクが最も高く、

管理・専門・技術職の母親に比べて死産リスクが1.76 倍高いことが明らかになりました。

一方、新生児・乳児死亡リスクには有意な差は見られませんでした。

また、有職者における死産の人口寄与危険割合を計算した結果、

サービス職に起因する死産の割合はすべての職業の中で最も高く、

次に高いのは、従事する人の割合が高い事務職であることが分かりました。


鈴木有佳、仙田幸子、本庄かおり

母親の職種と出産後1 年時までの子の死亡の関連:人口動態職業・産業別調査データより

日本公衆衛生雑誌. 2021;10:669–76. https://doi.org/10.11236/jph.20-151


大阪医科薬科大学プレスリリース:

bottom of page